WordPressユーザー目線の補足版「1時間で出来る!最強のWordPress環境構築(永久無料)」

WordPressユーザー目線の補足版「1時間で出来る!最強のWordPress環境構築(永久無料)」

qiitaに投稿された「1時間で出来る!最強のWordPress環境構築(永久無料)」記事内に誤解を招く表現やそもそも説明が足りてない点があるので同じWordPressユーザーとして補足することにします。

Google Cloud Platform利用の是非

qiitaに投稿されたという事は、プログラマーやエンジニア向けで一般向けではないです。Chromeのおすすめ記事等に掲載されて一般ユーザーの目にも触れているとは思いますが、これからWordPressを始めようという素人がいきなり手を出すには正直リスキーです。

(もちろん、クラウドサーバーをこれから学んでいこうという強い意思ある方を除いて。)

WordPressって何?FTPって何?な人はこの記事ではなく、普通のレンタルサーバーを契約して運用してください。

そもそもGoogle Cloud Platform(GCP)は従量制課金のため、万が一変な設定をした場合やアカウント自体がハッキングされた場合、クラウド破産と呼ばれる多額の請求が来る事があります。

こういったリスクを理解してGCPを使いましょう。

KUSANAGIはむしろ推奨です

筆者はWordPress設定の文中こう書いています。

(ちなみに他に有名なコンテナであるKUSANAGIはセキュリティが強すぎて、プラグインと大量に衝突するため絶対に非推奨です。)

これは嘘です。KUSANAGIはセキュリティが強すぎるという事はありません(逆に弱くもないけど)。

鵜呑みにしないで自分でしっかり、KUSANAGIドキュメントを見るなり、実際に動かしてみるなりして学ぶ事が大事。

ドキュメント – KUSANAGI
超高速WordPress仮想マシン

分からない事が書かれているのがドキュメントですから・・・

CloudFlare無料版の利用について

記事では「常時https化とサイトスピード向上化を実現するCDN連携と、そのCDNが提供しているDNS設定」として紹介されてますが、記事に書かれてないCloudFlareについて補足します。

CloudFlareは必ず日本サーバー経由にはならない

今回元記事はUSデータセンター内にWordPressを設置し(そもそもこの構成は日本向きではない)、CloudFlareを利用して若干の高速化を図るという形ですが、CloudFlareは無料版だと必ずしも日本のデータセンター(DC)を経由する事はなく、たまにシンガポールや香港経由になります。

CloudFlareを利用しているドメインで、下記URLを開くと経由地を確認できます。

https://example.com/cdn-cgi/trace

example.comはご自身のドメインに置き換えてください。

表示が遅いな・・・と思った時に試してください。

CloudFlareのキャッシュ削除が説明されていない

元記事のままCloudFlareを使うとページがキャッシュされてしまいます。CloudFlareのページキャッシュはその都度サービス管理画面から削除する事ができますが、WordPressで使う場合は専用プラグインを使えばWordPressの記事更新時にCloudFlareのキャッシュも自動削除されるようになります。

Cloudflare
Cloudflareのすべてのパフォーマンスとセキュリティの利点は、WordPress用に特別に開発された推奨設定の簡単なワンクリックインストールで実現します。

プラグインの設定においてAPIキーが必要になるので設定方法は下記をご覧ください。(説明するのが面倒なので外部サイトに頼ります。)

【WordPress対応】「Cloudflare」で構築する「ずるいキャッシュ」方法 | カレリエ
「Cloudflare」で構築する「ずるいキャッシュ」を紹介したいと思います。この当サイトでも「Cloudflare」で構築する「ずるいキャッシュ」方法を施せば、リクエスト開始からページデータのダウンロードが完了するまで ... 続きを読む【WordPress対応】「Cloudflare」で構築する「ずるいキャッシュ」...

またCloudFlareはページルールを設定しないと管理画面や非公開ページがキャッシュされてしまう可能性があるため、ページルールも使いましょう。こちらも外部サイトに説明は任せます。

【WordPress対応】「Cloudflare」で構築する「ずるいキャッシュ」方法 | カレリエ
「Cloudflare」で構築する「ずるいキャッシュ」を紹介したいと思います。この当サイトでも「Cloudflare」で構築する「ずるいキャッシュ」方法を施せば、リクエスト開始からページデータのダウンロードが完了するまで ... 続きを読む【WordPress対応】「Cloudflare」で構築する「ずるいキャッシュ」...

必須プラグインは全て推奨プラグイン

元記事で必須プラグインとして紹介されているプラグインは必須ではなく、推奨プラグインです。

同じ機能を持っているプラグインは色々とあるので、自分が使いやすいプラグインで大丈夫。元記事を読んだから無理に置き換えなければならない事はありません。

ただ中にはサーバー負荷になりやすいプラグインもあるので一度確認しましょう。

サーバー負荷となりやすいWordPressプラグイン一覧
英語メディア、Serverboltの記事を参考に負荷が高いと良く指摘されているプラグインを一覧にしました。また高速化代行含め今まで150サイト以上を見てきた経験からのプラグインに関する補足とアドバイスも含めてますのでこちらも抜かりなくチェッ

ただし元記事通りに進める場合、WP Mail SMTPかSMTP系プラグインは1つ入れてください。

必須プラグインで言えば、WP Multibyte Patchは日本語運用の場合入れておきましょう。

WP Multibyte Patch
WordPress 日本語版パッケージのためのマルチバイト機能の拡張。

キャッシュプラグインは安全です

元記事ではこう記載されています。

キャッシュ系プラグインは、事故が多発するので絶対にやめておきましょう・・・
Cloudflareで十分です。

W3 Total Cacheとか設定が凄く難しいキャッシュプラグインもありますが(あれ設定何通りあるんだろうってくらい色々と試さないと最適解が出ない)、事故が多発する事はありません。

CloudFlareを使う場合でも、キャッシュプラグインを使うと更に高速化ができます。無料版で一番設定が楽なキャッシュプラグインはCache Enablerです。

Cache Enablerを使ったWordPress高速化
手軽に高速化出来るキャッシュプラグインをお探しの方に朗報です。とにかく簡単、初心者でも安心して利用できます。Cache Enablerはどんなキャッシュプラグイン?数多くある無料のキャッシュプラグインの中で最も設定項目が少なく、初心者に優し

WordPressが今後広がる上で(今も広がってますが)、情報というのはどうしても一方的になりがちで注目される情報ほど信じられやすいという構図になってますがWordPressを正しく理解し、100%以上活用してもらいたいとの思いでこの補足記事を書きました。

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